30年の時を超えて
こんにちは
連休自粛中ということもあり、我が家にある昔のPCを稼働・整備しております。
まずは、シャープが製造販売していたX68000から
CPUは、モトローラのMC68000という16bit(内部32bit)の16MHz、
メインメモリは2MB(増設して本機は4MB)
ハードディスクはオプション
外部とのデータやり取りはFDD(フロッピーディスク 5インチ・2ドライブ)
フロッピーディスクは2HDというタイプのもので1枚に1.2MBの容量がありました。
現役の方には信じられないかもしれませんが、現在の携帯電話の性能にさえ遠く及ばない低性能ですが、
当時はこれで、大学でのレポートや計算、解析などに使用しておりました。
X68000(というか当時の電子機器全般)には、電源回路に使用されている電解コンデンサに経年による液漏れが発生するという問題が潜んでおりました。
この機体は運良く液漏れ発生前の2000年頃に、電源回路の構成部品のほとんどを当時販売されていた、コンデンサー・ダイオードに交換しております。
とはいえ、この数年電源も入れず保管(物置部屋に置いていた)していたので、動作するのか心配でしたが、
電源を繋ぎ、ディスプレーケーブルを繋ぎ、マウス・キーボードを繋いで、
電源ON….
無事、Human OSが起動しました。
設定値保存用のバックアップ電池が切れて、SRAMがクリアされ、日付・時間がおかしくなっていましたが、
設定を合わせると…
無事、本日の日付となりました。
今回、気分を盛り上げるため?
あえて、CRT(ブラウン管を利用したTV兼用PCモニタ)に接続してみました。
とても久しぶりにCRTの表示を見たので、懐かしくなりました。
今では液晶モニタが当たり前で、CRTなんて見たこともない方が多いと思われますが、
当時は、これでも先端の製品構成でした。
追って、続報を紹介させていただきます。
こんにちは
記事で紹介されているのは、クロックアップやCPU交換などされてない、オリジナル状態のXVIですか?
CRTのフィルターはシャープ純正のものですか?
こんにちは
電源のコンデンサーやダイオードなどを交換した以外は、完全にオリジナル状態のXVIです。
久しぶりに、電源を入れたら起動できたので、つい感動してしまいました。
CRTフィルターは、シャープ純正の”BF-68PRO”という品番のものです。
純正なので、CRTに対して、何らかの方法できっちりと取り付けられるのだろうと当時考えていたのですが、
実際には四隅にマジックテープを貼り付けて取り付けるものだったので、ちょと驚いた記憶があります